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2009/12/02

【宮崎】女性警官採用20年 卵たち奮闘中(朝日新聞091202)

県警が女性警察官の採用を始めて今年で20年。その数は県内で100人ほどに増えたとはいえ、全体ではまだ5%にも満たない。一方、就職難による公務員人気もあり、女性が警察官となるための試験は倍率10倍を超す「狭き門」・・・。難関を突破し、まだまだ「男社会」の警察組織で女性ならではの視点を生かした仕事をしようと、来年1月の配属に向けて訓練を積む。(松井望美)<br />  「『踊る大捜査線』を見てかっこいいなって」。小学生の頃から警察官志望だったという永野綾佳さん(19)は、全寮制の県警察学校(宮崎市)に4月に入校した「警察官の卵」だ。<br />  小学生の頃に夢中になった刑事物のテレビドラマ。様々な葛藤(かっとう)を抱えながら、市民を守るため全力で行動する警察官たちにあこがれた。特に凛(りん)とした雰囲気をたたえる女性刑事の姿が印象的だったという。<br />  「あんな警察官になれたら」。その思いが募り、高校卒業後に公務員受験の専門学校に通って勉強に励んだ。警察官を知りたくて、落とし物を見つけて近くの交番に届けては、対応してくれる様子を目に焼き付けた。<br />  当初は「大変な職業なのでは」と心配した両親も熱意に押され、いつしか応援してくれるようになったという。<br />      ◇◇<br />  県警警務課によると、今年の女性警察官の受験倍率は約14・3倍。男性の7・6倍と比べても、難関さが際立つ。試験では一般教養に加え、腕立て伏せや反復横跳び、シャトルランなどの体力検査も課す。<br />  中学時代は陸上部、高校ではソフトボール部で汗を流した永野さん。体力には自信があったが、実際に県警察学校に入校すると、その厳しさに舌を巻いた。<br />  とりわけきついのが、「警備実施」訓練。ジュラルミン製の盾や胸ポケットに入れる鉄板など、全身で12~13キロの装備をまとい、全力で走る。「みんながいなかったら、あんなに走れないかも」。くじけそうな時の大きな支えは同期の仲間たちだ。<br />  あこがれの女性の姿も、永野さんたちを元気づける。「厳しいときもあるけど、心の底から温かい、本当にすてきな人」。女子学生からそう慕われるのは、佐藤智江助教(33)だ。<br />  様々な格闘技を合わせた「逮捕術」の授業では、佐藤助教自ら柔道着を着込んで指導する。その一方で、うかない表情の学生を見かけるとそっと声をかけるなど、頼れる「お姉さん」でもある。<br />  「性犯罪被害者や遺族の支援など、女性ならではのソフトさを生かせる場面は多い」と佐藤助教。「男性と一緒の訓練は確かにきつい。でも、女性にとってとてもやりがいのある仕事。結婚して子どもを産んでも、ずっとずっと続けてほしい」と、卵たちにエールを送る。<br />      ◇◇<br />  午後10時半。夜の道場に、ジャージー姿の学生たちが集まる。夜の点呼では皆が車座になり、その日あった授業のことなどを話す。訓練中は真剣そのものの学生たちも、このときばかりはリラックスした雰囲気だ。<br />  「誠実にもとることはなかったか」「努力に悔いはなかったか」「友情は十分であったか」……。同校伝統の「五省(ごせい)」と呼ばれる、五つの反省項目を唱える。皆が一日を振り返り、自分の出身地に向かって黙祷(もくとう)する。<br />  永野さんも佐土原の方角を向き、そっと目を閉じた。「地域の人たちに頼りにされるような、強くて優しい警察官を目指します」。現場に出るのはもう間近だ。
(続きを読む)(朝日新聞091202)
(東京都発行東京都職員採用情報第22号091009より転載許諾済)(人事院発行国家公務員試験採用情報ニュース第65号091114より転載許諾済)

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